「先生」として活躍できる資格
看護教員(看護専門学校)
◆認定機関:文部科学省
◆資格取得条件:次の2つの条件をクリアすること。ただし、専門領域(成人・老年・小児・母性・精神・在宅)の業務経験3年以上、また大学や大学院で教育に関する科目を履修している者はこれにかかわらず専任教員になれる
(1)看護師・保健師・助産師としての実務経験5年以上
(2)専任教員養成講習会を修了すること
看護専門学校の看護教員、つまり専任教員の主な役割は次の看護職を育成すること。看護師は医療・介護・福祉など活躍の場が多く、人手不足も問題となっています。次世代の看護師養成はとても重要ですね。
専任教員の特徴は、相談に乗るなど、身近で接しながら生徒をサポートできることです。教えるのが好きな人はもちろん、学生との触れ合いも楽しめる人に向いている仕事と言えます。
看護教員(看護大学)
◆認定機関:文部科学省
◆資格取得条件:大学設置基準の条件に合う者。博士・修士・学士などを修了していることが条件となる
看護大学の教員といえば、教授・准教授・講師・助教・助手などがあります。教員として授業ができるのは講師以上なので、少なくとも修士号は欲しいところ。採用する大学側の採用基準はそれぞれですが、研究業績も大きなポイントとなります。
次世代の看護職育成という点では専任教員と共通していますが、看護大学の特徴は、教育だけでなく研究活動も行うということ。学生との交流を楽しみたい人はもちろん、教育や研究活動に熱意のある人にもおすすめです。
養護教諭
◆認定機関:文部科学省
◆資格取得条件:次のいずれかで養護教諭免許を取得し、教員採用試験に合格すること
(1)大学院で専修免許状、大学で一種免許状、短大で二種免許状など、看護教諭の教員免許を取得
(2)看護師が養護教諭養成施設で1年以上学び、単位を修得(一種免許状取得)
(3)保健師が養護教諭養成施設で所定の単位を修得(二種免許状取得)
(4)保健師が養護教諭養成施設で6ヶ月以上学び、単位を修得(一種免許状取得)
いわゆる「保健室の先生」である養護教諭。学校で子どもたちの健康管理を行うのはもちろん、メンタル面をサポートしたりと、不登校の問題も多い中で活躍が期待されている資格です。
おすすめしたいのは、子ども好きな方。都道府県の教員採用試験に合格すれば公務員ということになるので、安定性を求めている方のキャリアアップ手段としてもいいですね。
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