医療現場で活躍できる資格
救急救命士
◆認定機関:厚生労働省
◆受験資格:高卒資格者で、救急救命士養成機関で2年間学び専門的スキルを修得した者
救急救命士の仕事は、救急車で患者さんを迎えに行き、応急処置を行うこと。その後救急指定病院へ搬送します。救急車に乗るためには、救急救命士の国家試験に合格し、さらに消防署の採用試験もクリアしなければいけません。つまり救急救命士は公務員となります。
救急救命士と看護師のできる医療行為では、だんぜん看護師のほうが幅広く行えます。しかし、看護師のキャリアアップとして、救急時の的確な対応を学べるので取って損はありません。給与アップや安定を求めて「公務員になりたい!」というのであれば、新たな道も開けるかもしれませんね。
糖尿病療養指導士
◆認定機関:糖尿病療養指導士認定機構
◆受験資格:次の4項目全てを満たさなければならない。
(1)看護師などの資格保有者
(2)糖尿病治療を積極的に行う医療機関で、2年以上継続して糖尿病療養業務に携わった者
(3)2年間の間に糖尿病療養指導の事例が10件以上あること
(4)糖尿病療養指導士認定機構の講習会を修了していること
糖尿病は生活習慣病の中でも特に患者数が多く、その進行や合併症の予防には特に注意が必要です。患者自身が生活・食事・運動習慣を見直すことが大切なため、糖尿病療養指導士が適切なサポートをすることが大切と考えられています。
この資格を持っていれば、糖尿病治療に力を入れている病院やクリニックで知識を活かして、患者さんのために活躍できます。転職の際にも有利な資格ですよ。
栄養サポートチーム専門療法士
◆認定機関:日本静脈経腸栄養学会
◆受験資格:以下の4つを全てクリアしなければならない
(1)看護師などの国家資格保有者
(2)資格を活かし、栄養サポートチームに関わって5年以上の経験があること
(3)学会への参加単位数が30単位以上であること
(4)認定教育施設で40時間を修了していること
栄養サポートチーム、略してNSTとは職種を越えた連携で患者の栄養状態を管理するチームのこと。栄養管理実施加算が取れるようになったため、ある程度の規模の病院で多く取り入れられています。
今まで栄養に関することは管理栄養士にお任せだった看護師も、この資格を取得すれば栄養の専門的知識が身に付きます。NST活動で役立つのは言うまでもありませんね。よりNSTの活動が盛んな病院へ転職したい時も有利です。
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