看護師が起業でキャリアアップ!訪問看護ステーションの場合

資格を紹介!看護師のスキルアップサポート

訪問看護ステーション立ち上げの例

訪問看護師のお仕事

訪問看護師の仕事は「自宅療養している患者さんのお宅に行き、そこで看護を提供すること」です。高齢化社会の現在、医療・介護施設のサービスが充分に行き届いていないため、また、自宅療養を望む人の増加などにより、需要が高くなっている分野です。
訪問看護の内容は、体を清潔にする・食事指導などの基礎看護、褥瘡・在宅酸素・経管栄養のケアなどの医療処置、ターミナルケアなどと幅広くなっています。家族からの相談を受けるなどの支援も大切です。
リラックスできる自宅にいる患者さんなので、コミュニケーションが取りやすいのが特徴。一人ひとりに適した看護をじっくり行えるため、やりがいを感じながら働ける仕事として看護師に人気の職種です。

事業所立ち上げまでの流れ

訪問看護ステーション立ち上げに大切な条件は、【人材確保】【事業所の場所】【準備・運営資金】の3つ。ここにポイントを置き、起業までの流れを簡単に説明します。

◆人材を確保する
訪問看護ステーション開設時に必要な人材は、常勤換算で2.5人の看護師とされています。

◆事業所の場所を確保する
会社として運営できるような場所で、仕切りのある区画に事務室・相談室・衛生設備などの設備が必要です。周辺地域の訪問看護へのニーズや他の訪問看護ステーションの有無なども調べておきます。

◆資金を確保する
最初に必要なのは事業所確保の準備資金。収入が得られるのは事業開始から約2ヶ月後となるので、その間の運営資金の確保も重要です。

◆都道府県に「指定居宅サービス事業者」の指定をもらう
指定を与えられるのは会社なので、法人を設立しなければいけません。株式会社や合同会社などの法人格を取得しましょう。
そして申請に必要な書類を用意します。その内容は資格の免許証・事業所の写真や平面図・従業員の勤務形態・運営規定など。書類の準備や申請には時間がかかります。3ヶ月はかかるとされるので、余裕を持った準備が大切です。

以上の流れをクリアすると、実際に訪問看護ステーションとして事業を始められます。

訪問看護ステーションの今後

在宅医療を希望する人が増加しているため、訪問看護ステーションは今後も発展が望まれる事業です。訪問看護の利点をもっと広めることや、地域福祉との連携強化でさらに活躍の場も広がると考えられています。
起業を考えている看護師にとって魅力的な事業である訪問看護ステーション。キャリアの方向性の一つとして、今から行動を起こしてみてはいかがでしょうか?

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